ギブソンの人気レスポールの種類と激安と最安価格！

レスポールモデルの特徴

ギターメーカー大手ギブソンのレスポールは、エレキギターを代表するモデルの1つです。

ライバルのフェンダーストラトキャスターとは、見た目の違いや音の差など、複数の点で異なるポイントがあります。

見た目はボディ全体的に丸みを帯びており、ボディ表面がアーチド・トップという特徴的な曲線が個性に結び付いています。

また、ネックの付け根はシングル・カッタウェイで、片側のみ削り取られている形なのが特徴です。

レスポールのサウンド

音は、線の細いストラトキャスターに対し、ギブソンのレスポールは音が太いと表現されます。

さらに温かみがあるともいわれ、中音域や低音域が強く出る、大きく包み込むような丸いトーンが支持されています。

音の違いはボディの形状だけでなく、弦の振動を拾うピックアップの差も大きいです。

レスポールのピックアップはやや大きめのハムバッキングといわれるもので、シングルコイル採用のストラトキャスターとは違いが一目瞭然です。

完成されたデザインと特徴的な音によって、ギブソンのレスポールは定番のエレキギターとなりました。

レスポールの種類と価格

レスポールモデルは1つだけでなく、いくつかのモデルによってまた違った個性が生まれています。

レスポールスタンダード

スタンダードは文字通り代表的なモデルで、見た目も音も定番の王道です。

初期のタイプは金色の塗装を採用しており、ゴールドトップといわれ大胆なカラーリングで注目を集めます。

後にギブソンは、サンバーストの呼び名で知られるモデルを世に送り出し、やがてスタンダードの名が定着するに至ります。

価格は高いものでも20万円前後からとなり、多くのギターからすると高価な商品です。

レスポールカスタム

一方のカスタムは、文字通り通常のモデルとは一線を画すもので、希少な木材を使用したり手の混んだ塗装や加工などが施されています。

ベースの黒に金色のパーツを施したモデルは、ブラックビューティーと呼ばれるタイプで、希少価値が高い商品は50万円から100万円の価格帯で取引されます。

光を吸い込むかのような黒は美しく、装飾は下品にならないように仕上げられているものです。

レスポールジュニア

高級なエレキギターを取り扱うギブソンですが、一方では手頃なジュニアモデルも手掛けています。

こちらは装飾こそ最小限でややシンプルではあるものの、音は他のモデルと同じくギブソントーンを奏でます。

価格帯はだいぶ下がっており、手頃なものなら10万円を切る値段で手にすることができます。

レスポールスタジオ

コストパフォーマンスを重視するのであれば、価格重視のスタジオモデルが狙い目となります。

弾き心地や音は上位のモデル譲りですが、余計な装飾を廃して安価に抑えられた、いわゆる廉価モデルです。

ベースになったのはスタンダードなので、音に癖はなく太くて楽曲の中でも映える美味しい音色が楽しめます。

ギブソンの歩みとエピフォン

ギブソンはアメリカのメーカーで、1902年からギターを製造、販売している歴史と実績があります。

しかし、設立当初から経営が安定しているわけではなく、他社を買収するなどして経営を続けています。

エピフォンもその1つで、中国に自社生産工場を置きつつ、手頃で手に取りやすいモデルを手掛けます。

コストパフォーマンスを再重視していますが、技術は親会社や関連会社譲りなので、品質や出音の評価は中々です。

何より新品でも2万円前後と価格が安く、中には1万円台で販売されるギターもありますから、最初の1台を選ぶのに向いているでしょう。

本家と比較を行えば流石に作りは譲りますが、レスポールが誰でも現実的な価格で手にできるのは魅力です。

まとめ

このように、今では使えるお金が限られる学生でも購入することが可能になり、楽器の供給によって音楽文化の発展を支えています。

過去に販売された一部のモデルは、現在では木材の入手そのものが困難となって、再販が難しく値段が高騰しているものもあります。

そういう意味ではやはり、エレキギターの一角を担うブランドで、100年以上の歴史を持つメーカーならではだといえます。